もったいない効能、びわの葉

 あせも・ぜんそく・せき止め・胃腸病・暑気あたり・捻挫・冷え性・疲労回復などに効果があると古代より使用されてきておりました。原産国は中国でして日本では奈良時代からびわの葉療法として盛んに使用されて参りました。色合いは濃い色の葉が成分が多く含まれていると使用されてまいりましたが、現代では雑木扱い・・・

 古来から言われてきましたのは、果実にはあまり薬効がないのに、葉っぱには暑さをふっきるチカラがひそんでいると・・・成分にはアミグダリンの他ポリフェノールの一種のサポニンやタンニンが含まれています・・・

 葉の裏側には細毛がたくさんついていますので、・・・たわしなどで水洗いして取り除いてから、干して使うとよろしいようです。お肌の手入れとして精製水を使用してグリセリンを数滴たらし化粧水として使用される方もいらっしゃいます・・・

 また体調不良の不調の箇所治療として、肌にびわの葉をあてて温灸をする事で血流改善をされ方もございますし、痔の痛みを和らげるためにびわの葉をあてて温灸をする事で改善をはかられ方がございましたが、一般的には煮出した液を冷やしてから肌につけて、あせもの改善に使用してまいりました。

 暑気あたりの日には・・・冷やしたびわの葉茶を飲み、桃の葉やびわの葉の冷水に足を入れ気持ちがしっかりするのを待っておりました。体内にたまった熱を逃がす事を母親はしておりました事を覚えています。・・・当時は「熱中症」の事を「 ハクラン 」と言いました。・・・今では考えられませんので、直ぐに救急車で運び手当を受ける必要があります。

 当時の昭和の頃には、25度前後で「暑くてかなわん」と言っていましたが、今頃は直ぐに40度に気温が上がります・・・耐え難い気温になる時代ですので、体内に熱がこもってしまいますので脇の下を冷やすなどしながら救急車を呼び直ぐに治療が必要な時代になりました。

 ドラッグストアなどでは、漢方薬に使用されるときの薬草は、生薬と言われまして、琵琶葉と呼ばれます。漢方薬に使用されるときは成分を抽出する濃度が決まていますし、使用方法が決まっています。

 民間薬療法では薬草として使用しますので決まった方法は確立されていませんので、お茶として健康維持をはかってまいりました。・・・ただ煎じ薬として使用されてまいりましたのは・・・お茶の紅茶色を半分に煎じ詰めてさらに煮詰めたコーヒーの色合いにして、ぜんそくや風邪の時に使用してまいりました・・・

 神経痛やリュウマチの時にはお風呂に煎じ煮詰めた煮汁を入れまして、血流改善に用いられて参りましたが・・・今ではびわの木は庭木からもはずれまして、びわの実は買って食べるフルーツとして大粒がスーパーには並んでますが、今では雑木になってしまいました・・・今の、びわの実はカラス用の食物になりました。

 大切なのは葉っぱの効用です・・・ビワの実の種は食べない方が無難ですので記しておきます・・・葉っぱは乾燥したら細かく切って、少し乾煎りすればしっかりとした美味しいお茶になります。・・・自分に足りないと思う成分や補いたいと思う成分がありましたら、今ある体内の水分をおだやかに入れ替える事ができますので・・・野草茶としてお試しになるのは有りだと思います・・・

 長寿の大正や昭和を生き抜いた人達は嚙めば嚙むほど味が出る、素材を食べて育った人達です・・・令和を生き抜く私どもは・・・しっかりした味付けで間違いなく美味しい味に調えた濃い味で、勝負味の時代でございます。食べすぎの美味しい味に慣れた飽食時代を生き抜いた私達は大丈夫でしょうか・・・

 加工食品を多く使う時代には美味しい期間を延ばさざるえませんので、加工品に含まれます添加物も多く入っております。

 従いまして腸内に貯めこんでおります物質を、デトックスをする必要が出てまいりましたので、野草茶に含まれます水溶性の食物繊維や、葉緑素に含まれます特にマグネシウムなどのミネラル成分を多く取り入れる事で、デトックス効果を狙っていく事をお勧めします。

 ありがとうございます、温活・腸活・健活のサンミサキでした・・・境港産ごまめのはぎしりでした・・・